池見石油店(函館市西桔梗町、石塚大社長)は10、11の両日、リクシル函館ショールーム(石川町314)で「地元に新電力のある暮らし展」を開く。同社は昨年4月の電力小売り全面自由化に合わせて新電力の供給を始めており「市民に新電力について知ってほしい」と参加を呼び掛けている。
新電力事業への参入は大手が多い中、地元企業として固定費削減を提案しようと、初めて企画。灯油や光回線などとのセット割引がある上、支払い方法を一括でき、書類のみの手続きで再工事が不要なことから、契約件数は市内を中心に右肩上がりで伸びているという。
会場では電力講座を開催。企業向けは10日の午前11時と午後3時、一般向けは11日の同じ時間帯に開く。同社管理部電力推進室の社員が電力自由化の内容やメリットなどを話す。このほか、北欧ブランドの照明の展示販売、モデルハウス見学ツアー、電力見積もり、子ども向けスタンプラリーなどを行う。
電力推進室の田中直人さんは「これから家を建てる方、既存のお客さま、新電力に興味のある方の不安を払拭(ふっしょく)できるよう、分かりやすく説明したい」と話している。
午前10時~午後4時。入場無料。問い合わせ、講座の参加希望は同社(0138・49・2100)へ。(稲船優香)