人気アニメシリーズ「機動戦士ガンダム」のプラモデルを展示する「ガンプラEXPO」(バンダイホビー事業部主催)が3月8日から同13日まで、丸井今井函館店7階催事場(本町)で開かれる。函館初開催で、新商品や一流モデラーの作品展示、会場限定商品の販売などを予定。世界中にファンが広がり続けるガンプラの魅力を伝える。
シリーズは1979年に1作目のテレビ放送が始まり、劇中に登場するロボット兵器「モビルスーツ」などを再現した「ガンプラ」は80年に販売を開始。2015年には累計販売個数は4億4500万個に達した。現在放映中の「鉄血のオルフェンズ」や、1作目の作画監督でオホーツク管内遠軽町出身の安彦良和さんが手掛けた「ジ・オリジン」など派生作品は続き、ガンプラも最新技術によって精巧な仕上がりになるよう進化している。
EXPOは、35周年の15年に札幌など全国の主要都市を巡回。同社は「来場したくてもできない方々が大勢いることも分かった」とし、内容をコンパクトに見直した地方開催を実現し、函館は、宇都宮や大津などに続いて会場に選ばれた。
会場では製作技術を競う世界大会「ガンプラビルダーズワールドカップ」の日本代表の作品や、ガンプラ40周年に向けた新プロジェクト商品が4月販売開始に先駆けて登場。イベント情報は今後もホームページで公表を予定する。同社は「ファンとともに成長、進化してきたからこそ、今なお支持していただけていると思っている。感謝の気持ちとより多くの人に楽しさを伝えたい」と来場を呼び掛けている。入場無料。最終日のみ午後4時終了。(今井正一)