函館の夏を彩る一大イベント「開港165周年記念函館港まつり」が1日、開幕した。初日は過ごしやすい天候の下、はこだてグリーンプラザ(松風町)周辺には多彩な露店が立ち並び、思い思いに夏を満喫する市民で活況を呈した。まつりは5日まで。
同プラザでは1~5の5日間、「大門のまつり」(函館都心商店街振興組合主催)を開催。初日のステージイベントには札幌を拠点に活動する6人組アイドルグループ「ワンダーホワイト」と函館の3人組アイドルユニット「Chu-Hapi」が出演し、会場を大いに盛り上げた。
期間中、会場では「大門ビアパーク」としてビールなどのアルコールやつまみを販売。来場者はたこ焼きや焼きそばといった露店のグルメも味わいながら、夏ならではの祭り気分に浸っていた。市本通4から夫婦で来場した調理師、内山俊哉さん(51)は「祭りの雰囲気が好きで毎年来ている。仕事終わりなのもあり、昼から外で飲むビールはおいしい」と笑みを浮かべた。
同日夜には「第69回道新花火大会」も行われ、大勢の市民が夏の夜空を見上げ、大輪の花火を楽しんだ。末広アーケードでは「十字街商盛会の港まつり」(3日まで)も始まり、多くの人が街に繰り出し、にぎわいを見せている。
2日は午後5時半から「ワッショイはこだて」十字街・松風コース(1・4キロ)を開催。第1部は函館港おどり、第2部は子どもいか踊り・サマーカーニバル、第3部の函館いか踊りは例年通り自由参加の枠も設けられる。(飯尾遼太)