• 函館新聞デジタル
    ご購読申込はこちら
  • 4/26
    函新ウイークリーレビュー
  • 2024年春
    人事・本社来訪
  • 参加者募集
    写真の日プロジェクト
  • 求人情報
    総務経理スタッフ、記者

上ノ国町の洲崎館跡から道内2例目の懸仏が出土

 【上ノ国】史跡上之国館跡のうち今年度、発掘作業が進められている洲崎館跡で、毘沙門天(びしゃもんてん)像の懸仏(かけぼとけ)が出土した。町教委によると、町勝山の花沢館跡から昨年5月に発見された如意輪観音像に続き道内2例目で、毘沙門天像は初となる。(入江智一)
 7日からの第12回史跡上之国館跡整備検討委(臼杵勲委員長)に集まった委員ら約10人が8日、洲崎館跡発掘現場を視察し、毘沙門天像の懸仏であることを確認した。委員の久保智康叡山学院教授は、青銅板を打ち出した鍛造品であることを解説。「毘沙門天は左手が上に挙がるところ、これは下がっている。お不動さんのように一瞬思ったが、鎧(よろい)を着ているから、やっぱり毘沙門ですね」と述べた。
 大きさは、高さ8・2センチ、幅4センチ、厚み1センチ。全体的に摩耗が激しく、鏡板に留めていたものが外れ、像のみが出土したものとみられている。甲冑(かっちゅう)を表すような刻み模様が施され、左手部分には何かが取り付けられていた跡と思われる小さな穴が空いた状態で6月10日に見つかった。
 発見した発掘作業員、鈴木千春さん(58)=町向浜=が、小型のスコップを片手に土を削り取るよう作業していたところ、像がスコップの中にすっぽり裏側を向いて入ってきた様子などを説明。「花沢館で昨年、懸仏が見つかっていたので、まさかと思い裏返し、砂を払いのけると懸仏のようだったのでびっくりした。スコップで削らなくて良かった」と振り返る。
 発掘は引き続き実施予定で、見学自由。作業場所は、町北村の砂館神社周辺で「洲崎館跡」のぼりが目印。金土日祝日と悪天候時は休み。問い合わせは、町教委文化財グループ(0139・55・2230)へ。










      最新記事











      きょうの人生指針/誕生月占い

      函館新聞デジタルとは
      函館新聞 デジタル お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      最新ニュース

      アクセスランキング

      1. 五島軒、新業態のカフェ27日に営業開始 本店1階ロビー アフタヌーンティーなど
      2. 公用車で物損事故、職員を懲戒処分 函館市
      3. 愛犬と楽しむ道の駅に みそぎの郷きこないにドッグラン完成
      4. 開幕戦は函水―函西 春季高校野球、組み合わせ決まる
      5. 大泉市長「実現に向け検討」 新幹線函館駅乗り入れ 市議に初めて直接説明
      6. コース・会場を視察 アイアンマン運営WTC関係者来日
      7. 無事故無違反で賞品ゲット セーフティラリー5月1日から受け付け
      8. はいや建築設計事務所が破産開始決定 負債3000万円
      9. 函大谷が団体戦優勝 個人戦3階級V 柔道・高体連春季大会
      10. 看板で誤進入防止を 自転車海中転落事故で現場診断 西署

      函館新聞宅配購読お申込み

      お試し(1週間)もございます。

      フリーマガジン「ハコラク」も毎月お届け

      はこしんフォトサービス
      フォトサービス

      掲載された写真を購入できます

      はこしんバックナンバー
      バックナンバー

      過去3ヵ月以内の函館新聞を購入

      はこしんポスト
      ポスト

      取材依頼・情報提供・お問い合わせ

      国内外の主要ニュース


      クローズアップ


      ニュースカレンダー

      紙面ビューア

      SNS公式アカウント

      4月27日のイベント情報

      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      関連サイト