NPO法人市民創作「函館野外劇」の会(中村由紀夫理事長)は2020年版のカレンダーを制作した。今夏の第32回公演から、1ページにメイン写真1枚とサブ写真4枚を配置。例年以上に出演者の顔が見えるカレンダーに仕上がった。
公演の写真は函館の写真家、野呂希一さんが撮影。表紙を含め、B2判7枚組(1ページ2カ月)で計35枚の写真を使用した。
メイン写真には、高田屋嘉兵衛と荷下ろし人足、森の妖精コロポックル、フラッグダンスなど、野外劇で象徴的なシーンを採用。5・6月はアンケートでも人気上位の箱館戦争のシーンを集め、サブの1枚は、今年初めて登場した中島三郎助と土方の別離のシーンを載せた。
土谷雅宏事務局長は「今年から事務局長として野外劇に関わり、驚いたのが本公演にもなると毎回200~300人も出演し、まさに『市民創作』が感じられた。写真は小さくなったが、たくさんの人が劇を支えていることをカレンダーに表した」と話す。
また、市が推進する「フェスティバルタウンはこだて」と連動し、函館で行われる各月ごとの主なイベント情報も掲載した。
2000部発行、1部1000円(事務局以外では1001円、税込み)で、同会事務局、五稜郭タワー、函館蔦屋書店で取り扱い。20部以上の注文で、企業名などを無料で入れる(11月22日締め切り)。問い合わせは事務局(0138・56・8601)へ。(今井正一)