• 函館新聞デジタル
    ご購読申込はこちら
  • 5/3
    函新ウイークリーレビュー
  • 5月のプレゼント
    映画鑑賞券
  • 参加者募集
    写真の日プロジェクト
  • 求人情報
    記者、総務経理スタッフ

「バル街」サントリー地域文化賞受賞 食文化向上に貢献

 公益財団法人サントリー文化財団(大阪)は22日、毎年春と秋に函館市西部地区で開かれる人気のグルメイベント「函館西部地区バル街」(実行委主催、深谷宏治代表)を、第41回「サントリー地域文化賞」に選んだと発表した。全国で5団体、道内では唯一の受賞。全国に広がったバル街の先駆者で、函館の食文化向上に貢献した点を評価した。9月1日には32回目を開催予定で、今後の活動に弾みがつきそうだ。
 同賞は、地域文化の発展に貢献した個人または団体を顕彰するもので、道内での受賞者はバル街を含め15個人・団体となる。酒を扱う活動の受賞は初めて。函館からは1979年のカール・ワイデル・レイモン氏、85年の南茅部沿岸漁業大学、93年のNPO法人市民創作「函館野外劇」の会以来4件目で、道南では82年の江差追分会も受賞しており、計5件目。
 西部地区をスペインの立ち飲み居酒屋「バル」に見立て、はしご酒を楽しむバル街は2004年に始まった。5枚つづりのチケットを購入し、西部地区の参加店から、好みの店で料理と酒を楽しむ一夜限りのイベントとして定着。ライブや着物の着付けなど他の文化活動も生まれたほか、全国にノウハウを提供し、同様の催しが日本中に広がった。
 同日、市役所で記者会見した財団の尾崎勝吉専務理事は「バルを日本で初めて実施し、見知らぬ市民同士が言葉を交わす『街角での社交』を創出。市民がまちの魅力を再発見するきっかけになった」と受賞理由を話した。「自分たちが楽しんで好きなことをしているのは賞にぴったり」とも述べた。
 深谷代表(72)は「大変うれしい。これまでも他の表彰を打診されたことはあったが、いくつかは断っている。サントリーの『やってみなはれ精神』はバル街に合う。文化人の選考を受け、公にも認められた」と笑顔。行政の補助金や大手企業の助成金に頼らず、独力で運営する方針を貫く考えを示した。
 今回は36件の推薦があり、書類審査後、8カ所を現地調査し、5件を決定。選考委員は飯尾潤政策研究大学院大学教授ら5人。(山崎大和)










      最新記事











      きょうの人生指針/誕生月占い

      函館新聞デジタルとは
      函館新聞 デジタル お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      最新ニュース

      アクセスランキング

      1. 【イニング速報】函大柏稜ー江差
      2. 【イニング速報】大野農・奥尻・上ノ国連合―函中部
      3. 【イニング速報】市函ー七飯
      4. いかぽっぽ/遺愛高校英語科がバーベキュー交流会
      5. さあ、思い出作るぞ! 中学校、修学旅行シーズン 新幹線で東北へ
      6. コナン効果で人出満開 道南のGW、サクラ早まるも…
      7. スタートライン2024⑦/消防士・中田悠陽さん(25)「安全安心を守るため日々努力」
      8. 春の高校野球/函大有斗快勝 雨天で2試合が8日に順延
      9. 空き家侵入容疑で男を現行犯逮捕 中央署
      10. 春の高校野球/函大有斗、守備安定 無失点勝利

      函館新聞宅配購読お申込み

      お試し(1週間)もございます。

      フリーマガジン「ハコラク」も毎月お届け

      はこしんフォトサービス
      フォトサービス

      掲載された写真を購入できます

      はこしんバックナンバー
      バックナンバー

      過去3ヵ月以内の函館新聞を購入

      はこしんポスト
      ポスト

      取材依頼・情報提供・お問い合わせ

      国内外の主要ニュース


      クローズアップ


      ニュースカレンダー

      紙面ビューア

      SNS公式アカウント

      5月 9日のイベント情報

      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      関連サイト