国立病院機構函館病院(川原町18、加藤元嗣院長)は7日から、便秘外来を新設する。常勤の消化器科医師が着任し、専門的な外来診療に対応する。
同病院は1978年の開設。現在25診療科を掲げ、便秘外来は消化器内科の専門外来として、既存の外来ブースで新設する。常勤の専門医は4月に北大病院から着任した津田桃子医師が担当。診察は、CTやエコー検査、大腸カメラなどの画像評価を加えながら、患者一人一人にあった内服の調整などをして専門的な治療を行う。
津田医師は「合わない下剤を多種類飲んで具合が悪くなっている人やコントロールできていない人がたくさんいると思うが、生活の質を上げられるよう協力できれば」と話している。
便秘症は中年齢層では圧倒的に女性が多く、自然な排便を促す上皮機能変容薬が32年ぶりに発売され、慢性的な便秘で悩む患者の選択肢が増えた。
津田医師は「大腸カメラは鎮静剤を使って安心して検査が受けられる。恥ずかしがらずに若い女性の方にも気軽に相談にきてほしい」としている。
診療は毎週火曜日。診察時間は午後1時~同5時15分(受付は午後1時~同3時半)。予約なしでも受診できる。問い合わせは同院(0138・51・6281)へ。(木村京子)