臥牛山3月24日・ホスピタリティの日
「思いやり」「もてなし」…その精神を一言で表す言葉は、誰もが知っている「ホスピタリティ」。人間社会において最も大事な精神とされるが、現実的には「迎える心」として観光面などで言われる▼その善し悪しはリピーターになってくれるかどうかにつながり、気持ちを損なうと悪評価が口コミなどで広がりかねない。函館もそうだが、もてなしの思いを常に、と啓蒙や研修が行われてきているのもそれ故▼言うまでもなく函館・道南は北海道を代表する観光地域。訪れる観光客は多い。そこに北海道新幹線の開業が呼び水となって、今年は特に増加が期待される。そこで「ホスピタリティ」をおろそかにしては、取り返しがつかなくなる▼故に改めて問われてくるのが、さらなる意識の広がり。実は…「ホスピタリティの日」というのが設けられている。日本ホスピタリティ推進協会が1994(平成6)年に制定したもので、その日は3月24日▼ホテルや旅館をはじめ市場、商店など函館・道南の観光関連施設は、新幹線開業に向け迎える準備は万端だろうが、願うはその輪が地域を挙げての域までに…開業日2日前の24日は、地域で「ホスピタリティ」の精神を再確認する日としたい。(A)