臥牛山3月20日・新幹線乗車率25%とは
JR北海道が今月9日、北海道新幹線の開業日(26日)から4月3日までに運行される列車の予約状況は25%にとどまっていると発表した。それから10日ほど過ぎたが、どれくらい伸びているだろう▼それにしても25%とは。年度末の開業で、ビジネスにとって多忙な時期であるため旅行ができない…、関東はサクラの時期なのに、あえて寒いと思われる北海道に行かない…、さまざまな理由が考えられる▼ましてや開業日の一番列車の切符があっという間に売れ切れたように、開業フィーバーによる「ご祝儀」的な数字も含まれるはずで、開業日以外は空席が目立つことが予想される▼もっとも、開業1カ月後の大型連休は道南でサクラの時期になり、連休を利用して訪れる人が多くなると思われる。だが、あくまで予想。この1年間の利用状況は本当に目が離せない▼乗車率アップには、道民も新幹線を利用する機会を増やすことが必要。北陸新幹線の新高岡駅(富山)では高岡商工会議所などが駅の利用促進、列車の増便を目指し「1人1客・1人1乗車」運動を展開し、行政や経済に協力を呼び掛けている。コラム子も「ひと月に東北1県訪問」を目指したい。「半年に…」かな。(R)