JR東日本は22日、福島県沖で13日に発生した地震の影響で仙台―那須塩原間で運転を見合わせている東北新幹線について、24日の全線再開後の臨時ダイヤを発表した。ただ、同線への北海道新幹線の乗り入れは一部列車を除き中止され、大半が新函館北斗―新青森間の折り返し運転となる。同社は「(通常ダイヤへの復旧は)まだめどが立っていない」としている。
JR東によると、臨時ダイヤの列車本数は通常の8割程度になり、一ノ関―那須塩原間で速度を落とす必要があるため、通常ダイヤよりも1時間程度所要時間が長くなる。この影響で北海道新幹線は、24日以降は盛岡発着の「はやて93号」と「はやて98号」を除き、全列車を新青森で折り返すほか、上下1往復を運休し、12往復に減らして運行する。
24日以降の北海道新幹線と東北新幹線の指定席券は、同日の営業開始から発売する(指定席券予約サービス「えきねっと」予約は同日午前5時半から)。当面は3月12日乗車分までとし、以降の乗車分についてはJR東とJR北海道があらためて告知する。