JR北海道がまとめた北海道新幹線(新函館北斗―新青森間)の9月の利用者は、前年同月比23・2%減だった。9月16~18日の3連休は観光需要で利用が伸びたものの、全体を押し上げるには至らなかった。
1日平均の乗車人員は6100人で、乗車率は同10ポイント減の31%。新幹線開業前の在来線実績との比較では、27・7%増加した。
JR東日本が運営する50歳以上の会員組織「大人の休日倶楽部」向けのフリーパス対象期間だった同1~12日は、1日平均6700人。3連休期間は1日当たり8900人に上ったが、月間では依然として前年比2割前後の落ち込みが続く。JR北海道は「開業年の反動が影響している」とする。
9月の鉄道運輸収入(速報値)は同12・8%増の64億200万円。函館方面の特急利用者は同5・2%増だった。(山田大輔)