JR北海道は9日、北海道新幹線の車内に新たな荷物置き場を設置すると発表した。7月から順次導入し、外国人を中心に大きな荷物を持つ利用客の利便性向上を図る。
設置箇所は2・4・6・8号車と9号車のグリーン車デッキスペース。対象車両の座席2席分を撤去して幅93センチ、奥行き72センチの荷物置き場を新設し、スーツケースやスキーなどを置けるようにする。
2018年2月をめどに、同社が持つ新幹線車両H5系とJR東日本所有のE5系の全車両に配備する計画で、JR北海道は「増加する海外客の手荷物大型化に対応したい」としている。
同様の荷物置き場は、15年10月に北陸新幹線で導入。外国人旅行客や冬季にスキー、スノーボードを抱えて乗車する利用客のサービス向上を図っており、秋田新幹線でも設置を予定している。(山田大輔)