JR北海道が主に観光列車として運行してきた「ノースレインボーエクスプレス」車両(キハ183系)のラストランが27日に始まり、札幌からニセコ経由で道南、函館入りした。
同社が1992年から札幌―函館間でリゾート列車「ジョイフルトレイン」の一つとして運用。5両編成で車両の外装色はラベンダー、ブルー、ライトグリーン、オレンジ、ピンクに分けられているほか、一部は2階建てで、窓は局面ガラスを使用し屋根付近までもあるのが特長。団体の観光列車のほか、臨時特急「ニセコ」などで活躍。一般運行は2022年11月で終了していた。
今回のラストランは、旅行会社による団体貸切列車として実施。27~28日は札幌―函館間で、29日は札幌から網走へ向かう。30日に網走から釧路に向かい、ツアー客を運び終えると引退となる。(山崎純一)