【森】森町清澄町の和菓子店「七福堂」(木下信代表)と町の地域おこし協力隊は、「ポケットモンスター」(ポケモン)とコラボレーションしたようかんを共同開発した。8日に販売を開始しており、木下代表は「商品を通じ、森町を盛り上げていきたい」と話している。
昨年7月頃、キャラクターライセンスを持つ「小学館集英社プロダクション」から、コラボ商品の依頼があり開発に着手。「北海道だいすき発見隊」に任命されている「アローラロコン」と「ロコン」にちなんだようかんを完成させた。
こおりタイプの白いきつねポケモン「アローラロコン」をイメージし、道産の牛乳と練乳をブレンドしたミルクようかんを新たに開発。ほのおタイプの「ロコン」は、同店の看板商品の昆布ようかんとなっている。どちらも無添加にこだわった商品で、ミルクようかんは完成まで5カ月を要したという。
パッケージは、協力隊の山中治さんがデザイン。和のイメージを持たせようと、背景は和文様のように両ポケモンをシルエット化。駒ケ岳をイメージした山のデザインも取り入れた。
山中さんは「ポケモンを通じ森町のことを知ってもらえるよう、多くの人に味わってほしい」と力を込め、木下代表も「(森商工会議所前に設置されたマンホール)『ポケふた』を見に来て、記念にようかんを買ってほしい」と話す。
2種類が1本ずつ入って540円。現在は、七福堂ときのした菓子舗(砂原2)で扱っているが、今月中に道の駅「YOU・遊・もり」でも販売する予定。問い合わせは、七福堂(01374・2・2336)へ。(北川隼夢)