日本中央競馬会(JRA)の函館競馬が3日、函館競馬場(駒場町)で開幕した。昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため客を入れない無観客競馬だったが、今年は入場者数を限定するなど感染予防策を講じ、有観客として開催。2年ぶりにファンが目前を走るレースを堪能していた。
例年は6月中旬に開幕するが、今年は東京五輪マラソン、競歩などが札幌で実施されることで日程が変則となり、函館競馬はこの日に開幕し8月8日までの計12日行う。初日は発売された指定席分を含め約1100人が来場。同競馬場によると10、11日開催分の指定席は順調に予約があるという。指定席券はJRAホームページ(HP)の「指定席予約ネット」(会員登録が必要)で申し込み(1人2席)が可能。
入場前は検温を行い、人気が高く密集しやすい芝生コース脇やパドックへの通路付近は入れず、立って観戦する場合も距離を取ってもらうように案内がされている。ファンはゴール前に馬が近づくと大きな声を出せないため、拍手などでエールを送っていた。(山崎純一)