日本中央競馬会(JRA)函館競馬場では、13日に開幕する函館競馬に向けて競走馬が入厩(きゅう)し、レースに向けて調教が本格化している。
今年の函館競馬は13日から7月19日まで毎週末(計12日間)の開催で、新型コロナウイルス感染拡大防止のため6月28日までは観客が入場できない「無観客競馬」(以降は未定)。入厩は移動制限などのため、今月1日から7月23日までと例年より期間が短い。例年のピークは約700頭だが今年は少なくなるとみられる。4日現在で243頭が函館入りした。
調教は馬の体温を考慮し、気温の低い早朝から行う。午前5時半ごろに調教場が開放されると、馬たちはダートやウッドコースを続々と駆け抜ける。調教師らは馬を交代し再びコースへ向かう。
全レースで勝馬投票券の購入や払い戻しは同競馬場やJ-PLACE(Aiba函館港町など)ではできず、電話やインターネット投票のみ。詳しくはJRAのホームページで。今年の函館競馬の重賞は6月21日の函館スプリントステークス(GIII)、7月18日の函館2歳ステークス(GIII)、同19日の函館記念(GIII)の3レース。
レースの模様は「グリーンチャンネル」(BS234chなど)の「中央競馬全レース中継」で28日まで無料放送。函館や近郊のケーブルテレビ「NCV」でも視聴できる(NCVに関しての問い合わせは0138・34・2525へ)。(山崎純一)