日本モルック協会の公認団体「北海道え~る倶楽部」(安達力弥代表)は5日、今年8月に函館で世界大会が開かれるフィンランド発祥のスポーツ・モルックの「第2回個人最強決定戦inはこだて」を昭和公園で開いた。小学生から大人まで約90人が出場し、個人の腕を競った。
モルックは通常、3~4人でチームを組んで大会に出場するが、個人でプレーする人にも大会に参加してもらおうと昨年10月に初開催。初回大会の参加人数約50人を大きく上回る応募があり、札幌や名古屋などからも参加があった。
大会は予選トーナメントを行った後に上位・下位トーナメントに分かれ、上位19人と前回大会の優勝者1人が決勝トーナメントに進出。熱戦の結果、北海道え~る倶楽部の奈良圭祐さんが優勝を果たした。
また、初の試みとして「未来のモルッカ―最強決定戦」と題し、小学生以下を対象とした大会も開催。小学生以下の部では函館深堀小6年の野村光希君が優勝した。野村君は「優勝が決まった瞬間はとてもうれしかった。今後の大会でも上位を狙っていきたい」と意気込んだ。
下位リーグに回った参加者は、5投ずつ投げた総得点で勝敗を決める短い形式で20ゲーム前後をこなし、参加したモルッカ―との交流を深めた。安達さんは「世界大会と同じ会場で雰囲気を感じてもらえたと思う。今後も大会を開催していくので、ぜひ参加して腕を磨いてほしい」と話していた。(中島遼泰郎)