★佐藤泰志原作「草の響き」映画化へ(11日) 函館市民映画館シネマアイリス(本町、菅原和博代表)は10日、函館出身の作家、佐藤泰志(1949~90年)の小説「草の響き」を原作とした映画の制作を発表した。同館が手掛ける映画は5作目。斎藤久志監督(61)がメガホンを取り、11月上旬に全編を函館で撮影、2021年の公開を予定している。
★ブリたれカツ好評(11日) 函館近海で水揚げが増えているブリの消費拡大を目指したイベント「ブリフェス」(はこだて海の教室実行委主催)が10日、函館市と北斗市の飲食店で始まった。20店舗で道南産のブリを使った新ご当地メニュー「函館ブリたれカツ」の提供を始めた。
★森町長に岡嶋氏初当選(13日) 任期満了に伴う町長選は11日に投開票が行われ、新人で会社役員の岡嶋康輔氏(41)=無所属=が3711票を獲得。2期8年務めた現職の梶谷恵造氏(64)、新人で元町職員の佐々木陽市郎氏(63)=いずれも無所属=の2氏を下して初当選を果たした。
★ハリストス正教会32年ぶり大改修へ(13日) 函館市元町の観光名所で国の重要文化財に指定されている「函館ハリストス正教会」は今冬から、耐震補強を含めた保存修理工事に入る。大規模修復工事は、1988年以来32年ぶり。聖堂の象徴である銅板の緑屋根を全面ふき替えするほか、正面の玄関上にそびえる鐘塔を補強する計画で、22年冬の完了を目指す。
★市文化賞に2個人1団体(13日) 函館市は12日、2020年市文化賞に道南歌人協会(齊藤サダ会長)と北大の桜井泰憲名誉教授(69)、公立はこだて未来大の松原仁特任教授(61)が決まったと発表した。
★旧ロシア領事館、要項に転売防止(14日) 函館市は13日、今年度民間へ売却する旧ロシア領事館(船見町)の事業者募集要項を発表した。引き渡し後20年間の指定期間で転売を禁止し、違反があった場合は市が買い戻す内容を契約に盛り込んだ。市は来年2月に審査委員会を開いて事業者を決定し、売買契約を結ぶ方針。
★松前高校安藤さん、こうち総文書道部門で2位の快挙(14日) 第44回全国高校総合文化祭(2020こうち総文)書道部門で、松前高校3年の安藤麗さん(17)が2位に当たる文化庁長官賞を受賞した。書道部長の安藤さんは「コロナで審査がないと思っていたので、信じられなかった」と驚いている。
★函館市魅力度、3年ぶり首位陥落(15日) 民間調査会社ブランド総合研究所(東京)は14日、今年の全国1000市区町村の魅力度ランキングを発表した。函館市は、札幌市と並んで京都市に次ぐ2位となり、3年ぶりに首位の座を明け渡した。点数は前回に比べ2・4点低い51・3点。同研究所の田中章雄社長は、函館市は観光のイメージが強いとした上で「新型コロナウイルスによる旅行消費の低迷が影響した」と分析している。
★クリファン、今年はステージイベントなし(15日) 冬のベイエリアを彩る「はこだてクリスマスファンタジー」(実行委主催)の今年度の開催が14日、正式に決まった。新型コロナウイルス感染予防のため、ステージイベントとスープバーは取りやめ、12月1~25日の開催期間中はツリーの点灯と花火のみ実施する。
★函館市、来年2月から宿泊費を補助(16日) 函館市は来年2月から、市内のホテルや旅館の宿泊費について、1万円を上限に半額を補助する方針を固めた。宿泊者に配布する市内飲食店で利用可能な1人2000円分のチケット「グルメクーポン」も追加発行。国の観光需要喚起策「Go To トラベル」が1月末の終了を予定することから、冬季の観光需要を継続して下支えする。
★香雪園ライトアップ試験点灯(16日) 道内唯一の国指定文化財庭園「香雪園」(函館市見晴町)で15日、恒例の「はこだてMOMI―G(もみじ)フェスタ」が17日に始まるのを前にライトアップの試験点灯があった。今月下旬にも紅葉は見ごろを迎え、秋ならではの景色を楽しむため来園する人を迎える準備を整えた。
★函館市成人祭、民法改正後も20歳対象に(17日) 函館市教委は16日、2022年4月の民法改正で成人年齢が18歳に引き下げられた後の成人祭について、現行通り20歳を対象に式典を開くことを決めた。
★北斗・八郎沼公園もライトアップ(17日) 八郎沼公園内(向野)で23日~11月8日に初開催する紅葉観賞イベント「北斗紅葉(もみじ)回廊」に向けて、主催する市や市観光協会は15日夜、照明機器の試験点灯を行い、本番に向けて準備を整えた。