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荒井三津子さん・暮らしのパレット/今年の秋

 ほおずきを買った。「ほうずき」か「ほおづき」か「ほおずき」か迷ったが、「ほおずき」が正解だった。「鬼灯」と書く。確かに炎には見えるが、鬼のイメージはどこから来たのだろう。火火を「ほほ」と読ませて「火火着き」が語源だという話もある。子供たちが音を鳴らして遊ぶ時、頬(ほお)を膨らませる様子から「頰突き(ほほつき)」になったという説もあるようだ。
 いずれであれ、その姿同様、ミステリアスで楽しい。1本に11個も実がついている。上の方はまだ緑色で小さいが、下に行くにつれては赤い色が濃くなり大きくなる。袋状に膨らんでいるガクが中の丸い実を守っている。長いまま窓辺に飾ってみると凛として、なんとも頼もしく見えた。
 つい先日まで冷房が必要だったのに、今朝などうっかり暖房に手が伸びそうな冷え方だった。これぞ北国の季節の変わり方である。非常勤で教えている大学も後期がスタート。日本に来ることができない留学生もいるので、リモートと対面講義を同時に行わなければならない。去年と同じ混乱が続いている。
 だが世の中には確実に新しい風が吹いている。すでにファッションの一部になったマスクは騒ぎが沈静化しても日常生活に残るだろう。リモートワークも継続されると思う。料理やガーデニングの楽しみを知った人たちは自分と家族の時間を大切にするだろう。自民党総裁選には初めて女性が2人立候補したし、悲喜交交の話題は尽きない。良くも悪くも今年の秋はドラマチックである。(生活デザイナー)

      暮らしのパレット











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