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荒井三津子さん・暮らしのパレット/「コンビニの力」

 おでんのおいしい季節になった。子供が家を出てからはコンビニエンスストアのおでんが食卓にのぼる率が増えた。コンビニのお惣菜の味は全国どこでも同じだと思っている人もいるようだが実は違う。全国をいくつかの地域に分けて出汁を変えている。
 煮干しと昆布が強めの出汁、カツオ出汁や鶏の出汁、牛肉やしいたけなど、各地の好みを研究して提供しているというから頭が下がる。具材にも地域の特徴がある。私は大根と餅巾着が好きだが、関西では牛すじやタコなどが人気だし、関東では竹輪麩が代表的な具のようだ。お弁当をはじめ、コンビニのお惣菜はずいぶん進化した。今は一人暮らしや少人数家庭の都市生活には必要な存在になっている。年越しそばやおせち料理などの行事食もコンビニのおかげで守られているという側面は確かにあろう。
 行事食といえば、すでにコンビニはお雑煮も手掛けている。お雑煮は、関東はすまし汁が主流で、関西や四国はみそ仕立てだが、白みそだったり合わせみそだったり。島根では小豆入り。関西以南の餅は丸い。餡入りの丸餅を入れるところもある。焼き餅のところもあれば、焼かない餅のところもある。具は各地さまざまである。
 北海道のお雑煮は鶏肉が入るのが普通かと思っていたが、学生に聞いてみると、豚肉を入れるという声もいくつかあった。狭いエリアで食べるモノや味付けに違いがあるのだ。さてコンビニはそんな多様な地域差にどこまで対応してくれるのだろうか。目は離せない。
(生活デザイナー)
 

      暮らしのパレット

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