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(荒井三津子さん・暮らしのパレット)「骨折して思うこと」

 ■骨折して思うこと
 雪道には慣れていたつもりだったが、犬の散歩で足首をひねった。腓(ひ)骨骨折で目下ギブス生活を余儀なくされている。足首を90度に固定されると、これほど歩行が困難だとは思わなかった。歩き方のせいで持病の腰痛も悪化した。骨折したのだから不自由は仕方ない。
 幸い、自宅の階段には両側に手すりがついている。十年前、母が骨折した際、市の援助を受けて片側に手すりをつけた。もう片方は数年前、自費で取り付けた。さらに94歳の母のために介護保険で可動式の手すりを7台も借りているので、母は家族が手を貸さなくてもなんとか家の中を一人で歩けている。その手すりに今は私が助けられている。
 問題は外出である。どこもかしこもバリアだらけであることにがく然としている。わずか3段の階段にも手すりは欲しい。松葉杖をついていれば、重すぎて開けられない扉も多い。そして荷物を持ってやっと歩いていても、声を掛けて助けてくれる人の少なさにも正直驚いている。街も人も、もう少し優しいかと思っていた。
 骨折で学んだことも多い。介護用具やシステムについても真剣に考えるようになった。携帯電話は充電して必ず持ち歩こう。いつけがをしてもよいように家はきちんと片付けておこう。仕事は何でも早めにやっておこう。人には優しくしよう…など、さて治ってもこの気持ちは続くだろうか。(生活デザイナー)

      暮らしのパレット

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