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(荒井三津子さん・暮らしのパレット)「大福」

 好きなお菓子を和洋合わせて一つあげるとしたら大福かもしれない。それも、粒あんがいい。「ツウはこしあんなのだ」とよく言われるが、食の好みにツウはない。粒あん好みは変らない。
 もともと小豆(あずき)好き。週に一度は小豆ご飯を炊く。一晩水につけることなど不要。食べたいときにいきなり煮る。固めに茹でて冷めたらお米の上にのせて普通に炊く。小豆のゆで汁で炊くので、驚くほど濃い色のご飯ができるが、それもうれしい。
 もち米も混ぜることがある。92歳になる母が喜ぶので、少し柔らかめに炊くことが多い。古くから小豆には霊力があると信じられ、その赤い色も魔除けとして好まれてきた。とにかく小豆はおいしい。全部つぶさないでほしい。だから粒あんがいい。
 数年前からべこ餅の研究をしている。道内のお餅屋さん巡りを続けているが、函館のお餅屋さんはどのお店も大変レベルが高い。本当である。べこ餅といっしょに大福を買っては毎回「うまい!」と唸(うな)る。「おいしい」ではなく「うまい!」が似合うのが大福なのだ。
 さて節分の夜、スーパーマーケットの恵方巻き売り場は、半額になったせいもあって大盛況だった。それを横目に私が買ったのはこの紅白の細長い大福。黒豆入りの粒あん。満点である。「鬼に金棒大福」とパッケージにあった。立春前夜は紅白の大福! 由緒のない恵方巻きより、来年からはそんなキャンペーンどうだろうか。(生活デザイナー)

      暮らしのパレット

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