モルックは1から12までの数字が書かれた木製ピン「スキットル」めがけて木の棒「モルック」を投げ、倒した本数などで得た得点をちょうど50点に到達する速さを競う。ルールと動作が簡単で、老若男女や障害の有無を問わず誰もが楽しむことができる。戦略性が高く、参加者と気軽にコミュニケーションがとれるのも魅力の一つだ。
プレーするには、「モルッカーリ」というモルックを投げる位置を示す柵を地面に置き、そこから3~4メートル離れた場所にスキットルを置く。日本モルック協会主催のゲームでは3・5メートルが基準となる。
スキットルを写真①のようにセットし、準備が終わったら2チーム以上で対戦する(2~4人が最適)。投げ方は下手投げが基本=写真②=で、最初は「ブレイクショット」といい、ビリヤードのように12本のスキットルにモルック棒を当てていく。スキットルが1本だけ倒れた場合は、倒れたスキットルに書かれている数字が点数となり、複数のスキットルが倒れた場合は倒れた本数が点数となる=写真③。複数本が倒れても、他のスキットルと重なって地面に完全に付いていないスキットルは得点にならない。
スキットルは倒れた場所で再び立てられ=写真④、ゲームを継続。先に50点に到達したチームが勝利となる。3回連続でスキットルを倒せなかった場合は失格。50点を超えた場合は25点に減点されてゲーム継続となる。