• 函館新聞デジタル
    ご購読申込はこちら
  • 3/22
    函新ウイークリーレビュー
  • 動画ニュース
    国の重要文化財・遺愛学院本部が報道公開
  • 求人情報
    マーケティングスタッフ、記者

稚魚を生けす投入 函館市漁協のトラウト養殖2年目

 函館市漁協の函館サーモン養殖部会は21日、トラウトサーモンの海面養殖試験を行うため、函館漁港の港口付近に設置した生けすに3200尾の種苗を放った。24日にはさらに約1800尾を放つ予定で、今年は合計5000匹を育成し、将来的な事業化に向けて成長状況を見守る。
 同部会は沿岸漁業の振興と漁業経営の安定化を図るため、2021年11月からトラウトサーモンの海面養殖の事業化に向けた実証実験を開始。1年目は5メートル四方、深さ3メートルの浮体式生けす1基を使い種苗400尾を育て、今年6月に初水揚げに成功。その場で血抜き作業を行い、新鮮な状態のまま市内の業者を通じて「函館サーモン」のブランド名で市内の小売店やすし店、居酒屋などに提供。上品な脂乗りから好評を得た。
 2年目の今年は生育数を10倍以上に拡大するため、15メートル四方で深さ4メートルの大型生けすを2台追加。福島県の業者からた1匹約550グラムの種苗を購入。来年の5~7月に3~4キロに成長したトラウトサーモンの出荷を目指す。
 同部会によると、品質面では高い評価を得た函館サーモンだったが、出荷量が少なかったためまだまだ認知度が低いという。同部会の松川雅樹さんは「成育数を増やした来年はより多くの人に味わってもらい、魅力的な商品開発にも取り組んでいく。3年目には生けすを6基まで増やし、事業化のめどを立てたい。そのためにも2年目の今年が正念場になる」と話している。
 また、函館山展望台から生けすが見える利点を生かし、「旅行客にもアピールし、観光振興にもつなげていきたい」とし、函館サーモンを通じた多彩な取り組みに函館地域の活性化ついても意欲を見せている。(小川俊之)










      最新記事











      きょうの人生指針/誕生月占い

      函館新聞デジタルとは
      函館新聞 デジタル お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      最新ニュース

      アクセスランキング

      1. 素敵なパートナー見つけて 30日に「道南200人DE合コン」
      2. ナマコ密漁、主犯格に有罪判決 函館地裁
      3. コート盗んだ疑いで男女2人を逮捕
      4. 市立函館病院に「夜間こども急患室」 小児科の救急体制変更 センターから移管
      5. 函館市、関連団体のキャッシュカード紛失 準公金34万円引き出される被害
      6. 七飯町人事(4月1日)
      7. 函館焼肉宏楽園/老舗焼肉店が新築移転
      8. 刻んだ歴史、次代に継承へ 遺愛学院本館が報道公開
      9. 北斗市人事(4月1日)
      10. 5月にファイターズのファーム戦 31日からチケット発売

      函館新聞宅配購読お申込み

      お試し(1週間)もございます。

      フリーマガジン「ハコラク」も毎月お届け

      はこしんフォトサービス
      フォトサービス

      掲載された写真を購入できます

      はこしんバックナンバー
      バックナンバー

      過去3ヵ月以内の函館新聞を購入

      はこしんポスト
      ポスト

      取材依頼・情報提供・お問い合わせ

      国内外の主要ニュース


      クローズアップ


      ニュースカレンダー

      紙面ビューア

      SNS公式アカウント

      3月28日のイベント情報

      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      関連サイト