函館マラソン大会実行委(岡部寿一委員長)は8日、2020函館マラソンを来年7月5日に開催することを明らかにした。定員はフル、ハーフ合わせ約8000人(先着順)で、来年2月中旬からエントリーを受け付ける。
同日、市役所で開いた会合で提案し、了承を得た。事務局の市教委は①市内交通への影響②参加者の評価③資金の確保-の3課題について「クリアできるめどがついた」として来年の大会実施を表明した。
来年の大会はフル、ハーフ同時開催となって5年目。7月5日に市千代台公園陸上競技場発着のフル(42・195キロ)、ハーフ(21・0975キロ)で実施。ハーフ午前9時、フル同9時10分の時差式スタート。参加料はハーフ5000円、フル9000円。申し込みは来年2月中旬~4月中旬の見込み。
今年の大会は7月7日午前9時のスタート時の天候は曇り、気温19度、湿度90%という好条件。過去最多の8595人がエントリー、出走者数は7436人、完走者数は7127人で、完走率は前年より1ポイント上昇し95・8%。競技中に病院へ救急搬送された選手はおらず、ゴール後に2人が救急搬送された。エントリーの内訳は道南30%、渡島・桧山管内を除く道内21%、道外49%。海外ランナーは322人と過去最多を記録した。
委員からは、来年の大会での宿泊施設の確保について質問が出て、市教委は函館マラソンホームページで函館マラソン応援「宿」情報を8日から提供し、JR函館駅前地区を中心にホテル開業が相次ぎ計1000室が増えるため、事業者に協力を呼び掛ける考えを示した。(山崎大和)