函館出身のロックバンド「GLAY」の結成25周年を記念したアリーナツアー「GLAY ARENA TOUR 2019-2020 DEMOCRACY 25TH HOTEL GLAY THE SUITE ROOM」の函館アリーナ公演最終日が11日に開かれた。前日に続き4000人で満員札止めとなり、地元愛と高揚感あふれるサウンドがファンの心に刻まれた。(山崎純一)
開演すると瞬く間にファンとステージの心が一つに。昨年10月に発売したアルバム「NO DEMOCRACY」の収録曲「JUST FINE」「氷の翼」など25曲が続いた。同アリーナ公演は、こけら落としとなった2015年7月、17年12月に次いで3回目(6公演)。ボーカルのTERUが「函館でこの規模のライブをできるのは幸せ。GLAYの思いを届ける機会を増やしていきたい」と話した。
濃密な時間を過ごしたファンはメンバーが古里で開くライブでの再会を楽しみに帰路についた。愛知県一宮市の主婦、西岡友加里さん(40)は「函館アリーナ公演は他の会場ではない圧倒感があり何度も開いてほしい。雪は少ないけど冬の函館も楽しめた」、函館市柏木町の会社員、新田沙穂さん(30)は「メンバーのパフォーマンスや舞台がすごく、普段はスポーツで利用する函館アリーナがとても大きく感じた」と話していた。