年末年始に古里への帰省や道内旅行を楽しんだ人のUターンラッシュが2日、函館空港で始まり、羽田線がほぼ満席の状態となった。出発口では土産品やキャリーバックを持った乗客が列を作り、ガラス越しに見送る家族の姿もあった。
JAL(日本航空)とANA(全日空)の羽田便は、午後2時台に出発時間が重なる。空港職員が早めの保安検査場通過を呼び掛けたが、国内線ターミナルビル2階の出発口前には長い列ができた。
千葉県の國上啓太郎さん(30)と妻の香織さん(30)は娘の鈴乃ちゃん(5カ月)を連れて、初めて函館市内の実家に帰省した。2人は「初孫なので喜んでもらえた。今年は子育てを頑張りたい」と話していた。
12月31日から2泊3日で父母と3人で函館へ旅行に来た埼玉県の江尻未来さん(10)は「天気は悪かったけれど、雪がたくさん積もって楽しかった」と笑顔を見せた。
航空各社によると、Uターンラッシュは5日まで続く見通し。北海道新幹線は4日にピークを迎える。(深津慶太)