15日から熱いレースを展開するJRA函館競馬場(駒場町)では、7月21日までの期間中、スタンド3階特設会場で特別展示「メジロ牧場の歴史“白と緑”の蹄跡」を開く。多くの偉業を達成したメジロ牧場(胆振管内洞爺湖町)に関する展示物は、大勢のファンを同競馬場に呼び込むことが期待される。
同牧場は1967年、北野豊吉氏が創業。自ら生産した競走馬を自ら所有する生産馬主として、メジロアサマ、メジロティターン、メジロマックイーンなどの名馬を輩出。2011年に解散したが、日本の競馬史上に大きな功績を残した。同展は昨年10月から今年2月までJRA競馬博物館(東京)で開催されていたものを内容を厳選して実施する。
会場のフロアや壁の色はメジロ牧場の「勝負服」カラーの緑、白で、パネル展示では同牧場の歴史、北野氏の天皇賞へのこだわり、生産馬、関係者のインタビューなどを紹介。このほか、天皇賞の優勝盾、レイ(肩掛け)などがずらりと並ぶ。
同競馬場お客様事業課サービス広報係の塩谷暢孝係長は「メジロ牧場へ思い入れのある人は多いと思う。貴重な展示物ばかりで、さらに牧場から近いこともあるのでぜひご来場、ご観覧してほしい」と話している。
観覧時間は開門から午後5時まで(最終入場は同4時50分)。(山崎純一)