【江差】「道の駅江差」(町尾山町1)のリニューアルのために、町と道内外の学生らでつくる「日本一小さい道の駅プロジェクト実行委」が行っていたクラウドファンディング(CF、インターネットを通した資金調達)が、29日に目標金額の200万円に到達した。町は2月から改装工事に取りかかり、4月には生まれ変わった道の駅をお披露目したいとしている。
1993年に開業した道の駅は、約8畳の建物スペースに売店設備が設置され、4、5人の利用者でいっぱいになる手狭さから、自称「日本一小さい道の駅」をうたい文句にしている。
町は建物の狭さをアピールしながら、より利用しやすい建物に改装しようと、道教育大函館校と北大、東北芸術工科大(山形市)の学生らのアイデアを取り入れながら、リニューアル後のデザインを決定。改装費用としてCFによる資金調達を実施したところ、今月31日の締め切り2日前に目標金額を突破した。
29日午後5時現在の支援額は213人から計211万9000円。支援金額に応じて町の特産品などの特典も用意されている。
同町追分観光課は「全国の江差追分関係団体や、江差高校のOB・OGなどを通じて支援を呼び掛けてきた。多くの人たちの温かい気持ちに感謝している。今まで以上に皆さんに愛される道の駅を目指したい」としている。(小川俊之)