函館地方気象台は21日、函館で初雪を観測したと発表した。平年より18日、昨年より8日遅く、1873年からの統計開始から8番目の遅さだった。
この日は午前4時10分ごろ、同気象台職員が目視でみぞれが降っているのを確認した。朝にはうっすらと雪に覆われる所もあった。
同気象台によると、渡島・桧山地方の上空約1500メートルに平年並みから12月上旬並みの寒気が流入した。函館では20日午後11時45分ごろに気温が氷点下0・8度となった。
朝の函館市内は、公園や車にうっすらと雪が積もった。登校する児童を毎朝見守っている追分町会の女性役員(67)は「昨日までと比べて急に冷え込んだ。『ついに雪が来たか』と思ったが、去年のような大雪にならないでほしい」と願っていた。