函館短大付設調理製菓専門学校(山本仁志校長)の創立50周年記念祝賀会が14日、函館国際ホテルで開かれた。関係者約200人が出席し、道南の食の拠点として歩んできた年月を振り返り、さらなる発展を祈念した。
同校は1968年4月に函館高等実務専修学校調理師養成科夜間課程を開校。2012年には現在の校名となり、今年4月からは調理師科、製菓衛生士科ともに修業年限が1年から2年に変更された。これまでに6000人以上の食のプロを輩出してきた。
式で山本校長は同校で取り組んできた賞味会、青函連携、食の国際化などについて紹介し、「50周年を大切な節目と考え、これからも高い知識と志を持ち社会に貢献できる人材を輩出していく」と決意を語った。その後、川尻秀之道議の発声で祝杯を挙げた。
歓談中には、祝賀会メニューのほかに同校の教員や生徒らが感謝の気持ちを込めて作ったカシス入りのデザートや「豚肉と野菜の黒酢カシス」などが振舞われた。また、同校の吉田徹教頭らが8月に「あおもりカシス」を使って仕上げたフルコース料理などの説明や、50周年のあゆみなどが紹介され、祝賀ムードを盛り上げた。(小杉貴洋)