【森】四輪自動車で山登りのタイムを競う道内初のヒルクライムレース「第一回北海道HillClimb withもりまち」が10月1日、グリーンピア大沼(町赤井川229)で開かれる。主催者は「さまざまな車が狭い峠を全開で駆け抜ける格好良さや音、匂い、風を間近で体感してほしい」と観戦を呼び掛けている。
町民有志による事務局(太田勝也大会委員長)主催。3年ほど前から構想を練り、町観光大使で赤井川に営業所を持つタジマモーターコーポレーション社長、田嶋信博さんの応援を受けて実現に至った。
コースはカーブが多い全長3・8キロ、高低差85メートル。公道ではなく、スキー場のリフトのメンテナンスに使用している道路を使う。種目は二駆、四駆、チーム戦。ラリーやダートトライアルなどさまざまなジャンルから18台がエントリー。全日本ダートトライアル選手PN1クラスでシリーズ1位を獲得した宝田ケンシロー選手らも参戦する。
スタート地点と山の入り口の安全な場所にギャラリーステージを設け、山を登る迫力ある走りを見られる。9月30日午前10時から公式練習を行い、10月1日は午前10時、午後1時に決勝を行い、2本のベストタイムで順位を決める。
同施設では舗装路面に作られたコースを走る「ジムカーナ」の大会が行われており、太田さん(49)は「森町をモータースポーツで元気にしたい。さまざまなジャンルの車のナンバーワンが決まる瞬間を見に来てほしい」とPRする。
入場無料。詳細は同事務局のホームページ(http://hokkaido―hillclimb.com/)を参照する。(稲船優香)