青函圏の料理人が交流を図り、「食のまちづくり」について考える「津軽海峡エリア料理人フォーラム」(実行委主催)が9月11日、函館市末広町の五島軒本店で初めて開かれる。両地域の料理人が地域や個人の取り組みを発表するほか、交流パーティーを通して連携を深める。
函館西部地区バル街や世界料理学会の実行委代表で、レストランバスク(松陰町)のオーナーシェフ・深谷宏治さんらが呼び掛け人となり、道南のほか、青森市、弘前市、八戸市から約70人の料理人や生産者らを招待。トークセッションや個人発表などを展開し、食を通した地域振興や両地域の食資源について意見や情報を交わす。
一般市民も参加でき、フォーラム(午前10時15分~午後6時)は参加無料。交流パーティー(午後6時45分~)は前売り6500円、当日7000円で、五島軒本店の料理のほか、各地域のシェフが手掛ける8種のピンチョス(つまみ)、青森のワインや函館で生産した酒米を青森の酒蔵が醸造した日本酒「ガスバリ」や「巴桜」なども楽しめる。
深谷さんは「津軽海峡圏の食の魅力の発信、向上に向け、津軽海峡に橋を架けるぐらいの気持ちでやっていきたい」と意気込んでいる。
問い合わせはレストランバスク(0138・56・1570)へ。(金子真人)