陸上自衛隊第28普通科連隊(緒方義大連隊長)は9日、函館駐屯地で自衛官候補生課程教育入隊式を開いた。来賓・保護者ら約120人が見守る中、57人の隊員たちが入隊を果たした。
任命にあたり一人一人の名前が読み上げられると、候補生たちは緊張しながらも大きな返事で起立。服務の宣誓では、加賀赳史候補生(20)を代表に「自衛官候補生としての名誉と責任を自覚し、必要な技能や知識の習得に励むことを誓います」と宣誓した。緒方連隊長は候補生たちに向け「自衛隊に自らの意思で入隊したことに敬意を表する。同期との絆を深め、誇りを持って目標にまい進してほしい」と式辞を述べた。
候補生たちは6月下旬まで、25キロ行進訓練などに取り組みながら基礎体力や学科を学び、自衛官任官後は道内の各駐屯地に配置され任務に当たる。(野口賢清)