女の子たちがかわいらしい衣装とメイクでお姫様気分を味わえるイベント「姫チェン」が18日、函館市元町の旧イギリス領事館で行われた。約120組の親子が訪れ、思い思いの色のドレスを身にまとって記念撮影などを楽しんだ。
観光客だけではなく市民にも施設に足を運んでもらいたいとの思いから、同館が毎年開いており、今回で7回目を迎えたが、参加者は年々増えているという。はこだて明治館(豊川町12)内にある「函館和・洋モダン貸衣裳館」の協力で、色とりどりの衣装約70着が用意された。
会場には参加者の女の子がずらり。函館理容美容専門学校(中島町)の学生や教師18人が次々とメイクを施し、女の子たちはお姫様に〝変身〟。小さなお姫様たちは、家族と共に館内を回り、衣装にぴったりの背景や小物を探しながら記念撮影を楽しんだ。
紺色の大人びたドレスを選んだ中央小学校4年の岩舘理紗さん(9)は「今年はかっこいい色のドレスが着れた」と大満足。母の由紀子さんは「毎年参加している。館内の雰囲気もよく函館らしい試みで楽しい」と話していた。(伊藤 尚)