JR函館駅前広場で29日、イルミネーションの試験点灯が行われた。昨年度よりもLED電球を4万個増やして計12万個とし、青や白色のほか、暖色系の明かりを追加。光の回廊で冬場の観光客を出迎える準備を進めている。
回廊部分は道南スギを組み合わせたフレームで、漁り火をイメージした球状の明かりがつり下がる。通行する人をセンサーで感知して光が動くほか、歩いていない時にも動きを見せるように改良した。足元には、昨年使用したフレームの一部を再利用した照明約60基を置いた。
設計、施工を担う高田傑建築都市研究室(松風町)の高田傑主宰は「駅を降り立った人に函館の印象を決定づける風景。新しい演出も加えたので、足を運んで楽しんでほしい」と話していた。
点灯は12月1日から来年2月28日まで、日没から午後10時まで。(今井正一)