全国の中高生が海の素晴らしさを表現する「海の宝アカデミックコンテスト2016」(北大主催)が11月13日、函館市五稜郭タワーアトリウムで初めて開かれる。1次審査を通過した15校17作(中学校5校6作、高校10校11作)が、プレゼンテーション形式で最終審査に臨む。地元勢として遺愛女子中、函館ラ・サール中、遺愛女子高、函館水産高の4校が出場する。
日本財団の助成を受け、青少年に海に関心を持ってもらう「海と日本プロジェクト2016」の一環。8枚組の電子紙芝居を通じ、海に関する科学、芸術、文化、食、環境など多彩なテーマで中高生がプレゼンテーションする。
9月末で提出を締め切った1次審査は、全国から29校68作(中学校8校12作、高校21校56作)の応募があり、審査員22人による点数評価で上位15校17作が最終審査に進んだ。引率者1人と発表者2人の計3人を函館に招待。遠くは宮崎県の高校からの参加もある。
最終審査の結果、海の宝大賞、海ぼうず大賞、おとひめ大賞、りゅうぐうのつかい大賞、ちょうちんあんこう大賞の海にまつわるユニークな賞が決まり、大賞以外は奨励賞の受賞となる。審査員の1人である北大の安井肇水産学部長が総評する。
担当する北大大学院水産科学研究院マリン・ラーニング事務局の安部智貴事務局長は「中高生の新しい視点で海を感じることができると思うので、ぜひ聞きに来てほしい」と話している。
午前9時~午後1時。入場無料。問い合わせはマリン・ラーニンブ事務局(0138・40・8889)へ。(山崎大和)