函館公園内の遊園地「こどものくに」(青柳町17)は20日、今季の営業を開始した。オープンを楽しみにしていた多くの家族連れが足を運び、園内に子どもたちの笑顔があふれた。
1956(昭和31)年開園の由緒ある遊園地。現役で稼働中としては国内最古で、国の有形文化財に登録された観覧車などレトロな雰囲気で親しまれている。今季から100円で動く遊具が新たに3台仲間入りしたほか、雨対策で遊具周辺の道も舗装した。
この日は午前10時のオープンから家族連れが訪れ、メリーゴーランドや観覧車などの遊具を楽しんだ。市内富岡町から親子で訪れた村永佑太ちゃん(4)は、ユンボを使ったアトラクション「ユンボ株式会社」に乗り、「上下に動かして楽しかった。写真も撮ってもらえた」と笑顔だった。
ゼネラルマネジャーの加藤大地さん(26)は「初日から子どもたちの笑顔が見れて良かった。毎年、少しずつ変わっているこどものくにを楽しんで、家族の思い出をたくさん作ってほしい」と話している。
入園無料で、4月6日までの春休み期間中は午前10時~午後5時まで。遊具は1回350円、8回セット2500円、1日フリーパス2800円。問い合わせは同園(0138・22・5039)へ。(清水孝光)