函館市柏野町の恵山つつじ公園で、エゾヤマツツジを中心にツツジが満開となった。6月2日までは「第55回恵山つつじまつり」(実行委主催)が開催中で、市内外から訪れた人が山すそで咲き誇る赤い花を楽しんでいる。
標高60~80メートルにある同公園の広さは約3・4ヘクタールで、約60万本のツツジが自生する。市恵山支所によると、今年のエゾヤマツツジは10日に開花し、17日に満開となった。平年よりともに早いという。見ごろは25日ごろまでの見込み。
20日は午前中から大勢の人が訪れ、遊歩道沿いで星型に開く花に見入っていた。室蘭市から訪れたという女性は「ツツジはたくさんの種類があるかと思っていたが、少しの種類でも見ごたえがありますね」と話していた。
つつじまつりは26日、函館出身の歌手高田ともえさんの歌謡ショーのほか、津軽三味線、ヨサコイソーラン、大道芸、ダンスのステージイベントなどを予定する。詳しくは函館市のホームページで。(山崎純一)