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名士の演技に拍手喝采 初春巴港賑50周年公演 演者と観客一体

 函館の名士が演じる市民歌舞伎「初春巴港賑」(はつはるともえのにぎわい)創設50周年記念第41回公演(NPO法人初春巴港賑主催、函館新聞社など後援)が11日、函館市民会館大ホールで開かれた。「口上」に続き「白浪五人男 稲瀬川勢揃(そろ)いの場」と「勧進帳」のほか、幕間に節目を祝う演舞や演奏を行い、約1040人の観客を楽しませた。
 同会館の開館で開催の機運が高まり、1973年に始まった。開場時には市消防音楽隊が「はこだて賛歌」など3曲を演奏し来場者を迎えた。口上では今均実行委員長、大泉潤函館市長、冨原亮道議会議長、中村慎也日銀函館支店長ら5人が並び、今実行委員長は「市民が演じ運営し、観客が一体になって楽しむのが初春巴港賑。ご来場の皆さま、世界の安全を祈り演じたい」と述べた。
 「白浪五人男」では「志ら浪」と書かれた傘を持った日本駄右衛門、弁天小僧菊之助らが花道をさっそうと登場。捕り手も負けずと威勢の良い声を張り上げて駆け引きを演じた。
 歌舞伎十八番である「勧進帳」は初春でも人気が高く、今年は武蔵坊弁慶を函館子ども歌舞伎で活躍した黒滝達也さんが演じた。にせの勧進帳を長々と読み上げ、酒に酔って舞う「延年の舞」で観客を沸かせたほか、富樫左衛門との山伏問答では迫真の声と演技を見せた。舞台は杵屋勝彦社中の長唄などが並び、華やかな一幕を彩った。
 幕間では函館邦楽舞踊協会の若柳英美代理事長、若柳英由紀さんの祝舞、常盤津「鶴亀」やRダンスカンパニーの「縄文ハーモニー」、函館巴太鼓振興会が祝太鼓を演奏した。
 最後は市教委の藤井寿夫教育長の発声で三本締めを行った。(山崎純一)










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