障害者のパン・菓子作りコンテスト、チャレンドカップ2015(実行委など主催)の焼き菓子部門に「道南産かぼちゃのシフォン」でエントリーした「かいせい東川」(函館市東川町1)の利用者チームが2次審査を通過し、28日に横浜市で開かれる決勝大会に出場する3回目の挑戦で初の大舞台に臨むメンバーは「大賞目指して頑張ります」と健闘を誓っている
同コンテストは「障害者の励みに」と、横浜市内のパン、菓子職人や福祉関係者らが中心となって企画し、2003年から隔年で開催7回目の今回は国内各地から55チームが応募し、パン、焼き菓子両部門で計16チームが決勝大会に進んだ
かいせい東川は、函館市内の社会福祉法人「かいせい」(松田由美子理事長)が運営する就労継続支援B型事業所で、パンやシフォンケーキ、クッキーなどを製造、販売している
コンテストにはシフォンケーキ作り担当の4人がチームを作って出場した出品したシフォンケーキは、森町の農家から直接仕入れたカボチャを使用し、ふっくらとした食感に仕上げた自信作だサービス管理責任者の山崎和也さん(38)は「たくさんの人に食べてもらいたいとの思いで作ったシンプルかつ味にもこだわった成果が評価されてうれしい」と話す
決勝大会は横浜市内の国際フード製菓専門学校で開かれる各チーム制限時間内に作品を調理し、審査員が工程や作品の出来を審査し、大賞など各賞を決めるメンバーの1人、真田翔子さん(21)は「決勝大会に進めてうれしいみんなで助け合いながらおいしいシフォンケーキを作ります」と意気込んでいる(鈴木潤)