函館市新川町の結婚相談所「ららぽーとブライダル」(米木司代表)がこのほど、新たに札幌市に相談窓口を開設した函館を離れ札幌方面で働く子どもの結婚を心配する親に安心感を与えるほか、対象を全道規模に拡大するのを目的に、出会いを求める人たちの要望に応えようと奮闘している
同相談所は年間100組以上の見合いを手掛け、約12~15組(1割強)ほどの婚姻につなげている今年は1月から10月末までに、同相談所の会員同士を中心に12組がゴールインしている
半年ほど前からホームページ上で「札幌、結婚相談所」などと検索し、同相談所HPにアクセスする履歴が多く見られるようになったことから、進学や就職で人が多く集まる札幌での事務所開設を決めた会員は同相談所が加盟するネットワークを使い、全国5~6万人の登録者の中から相手を探す札幌の事務所でも専任のスタッフが同様のサービスを提供するほか、男女の席に付き添いアドバイスやカウンセリングを行ったりする
これまで道南地区を対象にサービスを提供してきたが、男女ともに函館市外のカップルの婚姻も手掛けた実績があり「遠方にいても親身になって対応し、婚姻が成立するまで支援を継続している」(米木代表)と説明する
函館市の婚姻件数は低調に推移市立函館保健所がまとめた人口動態調査によると、昨年度は1241件で統計のある1950年以降、過去最低だった
晩婚化や非正規雇用の増加など社会の変化に伴い婚姻の現状も変わりつつある札幌事務所にはすでに数件問い合わせが寄せられているといい、米木代表は「私たちのおせっかいの活動を広げ、未婚率の増加に歯止めをかけたい」とほほ笑む
問い合わせは函館の同相談所(TEL0138・27・0303)または、札幌の窓口(TEL070・6605・3850)へいずれも相談無料(蝦名達也)