【木古内】道南地域の主要な森林資源となっているスギへの関心を高める「北海道新幹線木古内駅開業記念道南スギ利用促進交流会」(道南スギ産地形成推進協議会など主催)が14日、町内で開かれた近隣の2市7町から134人が参加、道内における道南スギの利用状況を学ぶとともに、北海道新幹線木古内駅と町観光交流センター「みそぎの郷きこない」を見学した
建築物や住宅材などへの利用促進と「地材地消」に向けた意識の醸成を図ろうと開催した
町まちづくり新幹線課の福田伸一課長は、木古内駅周辺整備の概要を説明道内における道南スギの利用状況について、渡島総合振興局西部森林室普及課の増本照夫さんが「渡島西部4町の一般民有林でスギは78%と一番多い」と話し、道南スギを使った渡島・桧山管内の学校や公共施設を紹介した
その後、開業前のため関係者以外は入ることができない同センターと新駅舎を見学参加者はスギ材特有の香りとぬくもりを実感しながら、楽しく見て回った駅舎では偶然、試験走行中の新幹線が停車している一幕もあり、開業への期待感をより一層高めていた
町内の主婦、二戸美姫子さん(72)は「(両施設ともに)スギがたくさん使われた立派な内装でびっくり木古内町民として、今後の新幹線効果に期待したい」と話していた(斎藤彩伽)