函館市企業局交通部は16日の市電始発便から、改築工事中の市電五稜郭公園前電停の利用を開始する湯の川方面行きの乗り場は従前の電停位置に戻り、函館駅前方面行きの乗り場は本町市場前に変更となる
本年度のグッドデザイン賞を受賞した函館駅前電停と同デザイン、同規格でそろえ、白を基調とした鉄製の防護壁と上屋を整備バリアフリー対応で安全地帯の幅員は従前の1・0~1・3メートルがそれぞれ1・5メートルに拡幅ロードヒーティングの設置、LED(発光ダイオード)照明を採用した
また、従前の電停は双方向の乗り場が向かい合っていたが、駅前方面行きの乗り場を50メートル湯川寄りにずらすことで、本町交差点の自動車の渋滞緩和も期待される改築工事に伴い設置した湯の川方面行きの仮設電停と、駅前方面行きの既存安全地帯は今月中に撤去が完了する見通し
市経済部中心市街地再生担当は「安全地帯の幅も広くなり、安全に電車をお待ちいただける本町の交差点地下横断歩道の改修や拠点ビルの整備と合わせて、より人が集まりやすい地域になってほしい」としている(今井正一)