【森】森水産加工業協同組合(木村俊一組合長)が魚食文化を継承、普及しようと港町森港埋立地で建設を進めていた「地域水産物普及拠点施設」が、11月3日午前10時にオープンする生鮮魚介類や水産加工品の展示、販売を行うほか、地元の若い世代や観光客を対象に、料理講習会が行える調理スペースを設置新たな観光名所を目指す
施設は来年3月26日の北海道新幹線開業や、新たな交通ルートとして期待されている、森港と室蘭港を結ぶ「噴火湾横断航路」をにらみ、総事業費2200万円をかけて、6月下旬から建設を開始魅力ある水産資源などを、町内外へ発信する拠点としての役割を果たす
木造平屋建てで延べ床面積は106平方メートル内部には展示スペースと調理スペース、事務室を設け、同組合が管理、運営する
展示販売スペースでは、その時期旬の魚介類や水産加工品を置くほか、水槽を設けて活魚を展示、販売する同組合によると「シーズンを通じて100種類以上の商品が並ぶ予定」調理スペースでは森漁業協同組合女性部や町などと連携し、魚のさばき方などを含めた料理講習会などのイベントを実施する計画ださらに未利用魚介類を活用した、新商品の開発拠点としても期待されている
11月2日午後1時半からは落成式を行う予定同組合は「今後観光客が増加することを見据え、拠点施設を核に森町のおいしいものを提供していきたい」と話している