【北斗】第36回北海道高校水産クラブ研究発表大会が29日、北斗市七重浜住民センターで開かれ、道内4校(函館水産、小樽水産、天売、厚岸翔洋)の10チームが日頃の研究成果を披露した函館水産の水産食品科が最高賞の優秀賞に輝き、12月に福井県で行われる「全国水産・海洋系高校生徒研究発表大会」への出場を決めた
同科は「外販企画コーディネート~水高生が考える缶詰販売企画~」と題し、3年の米谷翔生(かい)君が登壇学校祭や外部のイベントなどでサンマの水煮やサバの味みそ煮などの缶詰販売実習を行う傍ら、缶詰が売れるメカニズムを調べて実践し、魚食普及につなげていくことを最終目標に据えた
事前にチラシやSNSなどでPRして臨んだ初回の販売(6月、函館市内のデパート)では、1時間足らずで1350缶が完売その後の販売でも順調に完売させた
9月末の学校祭で取ったアンケートでは、味で高評価を得ていることなどが分かり、「缶詰は、味でリピーターを作り出す力を持っている函館では宣伝方法が鍵を握り、それ以外の地域では、初めて購入する顧客を多く獲得し、諦めずに継続した販売にチャレンジする必要性がある」と力を込めた
同科の優秀賞受賞は3年連続また、同校海洋技術科の「函水ミニチュア博物館プロジェクト」が努力賞に入賞した(稲船優香)