生活保護受給者や生活困窮者を対象にした函館市就労支援コーナー「ジョブファインかめだ」が27日、函館市亀田支所庁舎内(美原1)に開設された市と道労働局が一体となった取り組みで、両者が連携を強化し、対象者の自立に向けたワンストップ型の就労支援サービスを提供する
同庁舎2階の亀田福祉課奥に開設パーテーションで区切られた約25平方メートルのスペースに求人情報検索機を2台置き、常駐する函館公共職業安定所の相談員が市のケースワーカーらと連携しながら求人情報の提供や就労に向けたアドバイスを行う道労働局と自治体が共同で開いた同様の施設は市内で初、道内で5カ所目となる
この日同庁舎で開かれたオープンセレモニーで、道労働局の中村正子職業安定部長は「市と労働局で話し合いを密に重ねながら、このコーナーを効果的なものにしていきたい」とあいさつ市の藤田秀樹保健福祉部長は「来年3月の北海道新幹線開業によって新たな雇用が生まれ、この支援コーナーの活用が広がると考えられる就労と福祉が深く結び付き、大きな成果になるよう取り組んでいきたい」と述べた
今年10月1日現在の市内の生活保護受給世帯は9514世帯市などでは本年度の利用者目標を400人としている(金子真人)