函館市の伝統的建造物の一つ函館カトリック元町教会を舞台とした「2015でんけんコンサート」が31日午後2時から、同教会聖堂で開かれる烏野慶太さん(バイオリン)と森洋子さん(チェンバロ)が出演公立はこだて未来大学学生の映像上映が行われる
市伝統的建造物群保存会(小林敏夫会長)の主催伝建地区内の歴史的建物の魅力を知ってもらう取り組みとして、2004年に始まった今回、若い世代にも伝建への関心を高めてもらおうと、初めて未来大学の学生に協力を求めた
12年にドイツから帰国し、函館を拠点に活動する烏野さん(42)は「ヨーロッパでは教会でも演奏していたので、今回の機会をうれしく思う」と話す当日はヴィヴァルディやタルティーニ作曲のバイオリンソナタを演奏する
未来大の映像作品は9人の学生が携わり、伝建所有者の思いや建物の魅力を伝える約10分の作品にまとめたコンサートのチラシやパンフレットのデザインも学生らが担った情報デザインコース3年の島脇萌夏さん(21)は「西部地区に足を運び、住んでいる人の思いを知ることができて良かった映像を通して伝建を身近に感じてもらえれば」と話した
入場チケットは大人1000円、学生500円、小学生以下無料問い合わせは市まちづくり景観課(?0138・21・3357)へ(今井正一)