食や音楽などで交流を深めて、来年3月の北海道新幹線開業の機運を高める「HAKODATE黒船2015」が25日、函館市末広町のBAYはこだてイベント広場で開かれた道南と八戸市などのご当地料理の露店やアイドルグループのステージで、大勢を楽しませた
函館市内の若手経営者らでつくる「函館黒船地域活性化協議会」(小林一輝会長)の主催7回目の今年は「先人が築き上げた魅力的な街、函館の活性化」に向けて新幹線による新たな青函圏の発展のあり方や人々の交流などをテーマにした
会場では12店舗が自慢の料理を対面販売強風で肌寒い天候に見舞われたが、揚げたての「スケソ&チップス」(鹿部町)や熱々の「ホッキあんかけ焼きそば」(北斗市)「せんべい汁」(八戸市)などを味わい心身ともに温まっていた江差や厚沢部の若者も駆けつけて特産PRに努めたほか、ステージでは北斗夢学院桜組らが華やかな踊りと歌声を響かせて大きな拍手が起きた宿泊券や特産品など計100万円相当の景品が当たる抽選会もあり、盛り上がった
函館市の会社員立花恵子さん(33)は「せんべい汁の出汁がおいしかった木古内のカレーも酸味とコクがあって良かった」と満足の様子友だちと来場した信田柚香さん(6)も「スケソチップスが、かりかりしておいしい」と笑顔だった(田中陽介)