函館市東山3の水石愛好家岡田宏悦さん(70)は今月から、自宅を改装したミニギャラリー「大自然の芸術資料館」を開設した「長い年月をかけて大自然が生んだ石の美しさを感じて」と話し、来場を呼び掛けている
岡田さんは、山林や浜、川などで採取した鉱石や自然石の収集家動植物の標本も手掛けており、年1回のペースでコレクションの展示会も開いてきた70歳の節目を迎え「生きているうちに興味のある方と石の良さを共有したい」と開設に踏み切った
40年ほど前、趣味の森林散策で山へ行ったときに偶然珪化木(けいかぼく)(植物の化石)を見つけて以来、自然石に魅かれ、地質を独学で研究渡島半島周辺から収集してきた自然石や鉱石、化石などとともに、道南の自然風景を写真に収めている
収蔵品は約3000点あり、今後は定期的に内容を入れ替えるなどの構想もあるギャラリーにはキジやタカなどのはく製や木のコブなども並び、自然が作り出した造形美の魅力にあふれている
営業時間や定休日は不定だが「興味のある方は連絡してほしい」と話す問い合わせは岡田さん(TEL090・4874・9264)まで(半澤孝平)